令和5年度「新車・中古車合同委員会」開催

(一社)日本自動車販売協会連合会山口県支部(小川秀夫支部長)は、4月21日(金)、セントコア山口で令和5年度「新車・中古車合同委員会」を開催し、会員販社23社から37名が出席した。

冒頭、桑畑哲弥(ホンダモビリティ中四国) 新車委員長から

「コロナ禍による長期、多量の納車待ちや、感染対策などの大変な日々が続くなか、ディーラー社員の皆様の努力には敬意を表するとともに、いつも通りの日常が戻ることを願っている。
自動車検査証の電子化が今年1月からスタートしたが、全ての車両に電子車検証が行き渡る途上であるため電子化のメリットを実感するに至っていない。そういったあたりの現状もお話いただけることを期待する。
自動車販売業界を取り巻く環境は、カーボンニュートラルを中心に100年に1度と言われるほど大きな変革期を迎えている。EV等の普及にはインフラ整備、補助制度等、官民あげての取り組みが必要な中、本日は中国経済産業局、中国運輸局山口運輸支局から各1名ずつ講師をお呼びしているので、有意義な講演を期待する。
最新の情報を共有することで、少しでも業務のプラスとなれることを願う。」旨の挨拶の後、開会した。

中国運輸局山口運輸支局 水谷清志首席から、「自動車検査証の電子化の現状並びにキャッシュレス決裁」について、中国経済産業局 中野参事官から、「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」について、それぞれ講話が行われ、当支部からは、「自動車検査証の電子化に伴う自販連の現状」について説明を行った。
また、中古車流通拡大に向けたイベントの開催と今後の予定として、事務局並びに協力企業のKRY山口放送からイベント開催の目的と概要について説明を行った。

閉会に際して、吉谷勝彦(ネッツトヨタ山口) 中古車委員長から

「山口県の自動車業界については、急激な人口減少や高齢化、サポカー、カーボンニュートラル等で大きな曲がり角に立たされている。
業界にどのような変化があっても、最後まで安心、安全、きめの細かいサービスを維持できるのは、我々新車ディーラーだけだと確信している。そのためにも、新車販売はもちろん、中古車、車検まで我々のマーケットを拡大する必要がある。
先日、熊本での中古車大商談会視察ツアーに参加してきたが、来客数の多さ、品揃えの豊富さ、活発な商談を目の当たりにし、収益に大きく貢献していると感じた。11月に予定されている中古車大商談会は、ともに連携し、成功させることで山口県においても同様の歴史が始まることを願う。
地域として多くの課題を抱えるなか、引き続き自販連山口県支部へ結集いただき、持続的な発展を目指していきたい。」旨の挨拶の後、閉会した。

講話内容等

【 中国運輸局 】

・ 自動車検査証の電子化の現状並びにキャッシュレス決済について

山口運輸支局 首席運輸企画専門官 水谷 清志

【 自販連 】

・ 自動車検査証の電子化に伴う自販連の現状について

自販連 山口県支部登録センター 課長 神田 三和

【 中国経済産業局 】

・ クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金について

中国経済産業局 地域経済部 製造・情報産業課 参事官 中野 伸二

【 自販連 】

・ 中古車流通拡大に向けたイベントの開催と今後の予定について

自販連 山口県支部 専務理事 藤原 裕宜

KRY山口放送 営業部 部長 瀧口 丈雄

委員会の様子