令和4年度「セーフティアドバイザー研修会」開催

当支部は、9月9日(金)オンラインで令和4年度「セーフティアドバイザー研修会」を開催しました。

交通安全活動については、当支部が重点項目として取組を図っており、会員17社から38名の交通安全総括責任者である総務担当部長、交通安全担当責任者である各拠点長が出席、自動車産業の一翼を担う団体として交通安全意識の普及と啓発を図りました。

冒頭、自販連山口県支部 藤原裕宜 専務理事から、

山口県における自動車の必需性及び、カーボンニュートラルに代表される環境問題とサポカーの普及促進に関連する交通安全の普及の2点が、自動車販売業界の大きな課題であるとした。

そのひとつである交通安全の普及において、安心・安全の車社会を標榜する我々(売る側)が、範を示す必要があり、本研修会が、各組織でのコンプライアンスの構築、また、ユーザーの信頼を勝ち取る一助となって欲しい旨の挨拶の後、開会した。

当日は、山口県警察本部交通部交通企画課と日本自動車連盟山口支部(JAF)から講師を招き、交通事故の現状と抑止対策等について講話が行われました。

講話内容

(1) 交通事故情勢等について

講師 山口県警察本部交通部交通企画課

交通事故抑止対策官兼事故分析官 警部 三木 輝彦 様

  • 山口県の人身事故発生件数は、令和4年7月末で1,256件であったのに対し、令和3年は1,387件と、前年に比べて減少傾向。
  • 運転の基本は、「見ること」であるが、人の目は錯覚しやすいので、様々な情報に惑わされず「見る」ではなく「しっかり観る」ことが大切。
  • ケース別に見た、横断歩行者妨害テストによる横断歩行者妨害の説明並びに手上げ横断(ハンドサイン)の励行。
  • 飲酒運転の罰則説明と、事業所に対するアルコール検知器による酒気帯び確認義務化。

(2) JAFデータから見た交通安全について    

講師 一般社団法人日本自動車連盟山口支部

事務所長 佐々木 茂雄 様

  • JAFロードサービスの構成比で上位を占める「タイヤのパンク・バースト」のトラブル詳細とパンク修理キット使用における注意点。
  • スマホのながら運転による交通事故件数の増加及び死亡事故率の高さ、罰則強化の内容。
  • ドライバーの運転行動は認知・判断・操作の繰り返しであり、事故を防ぐためには最初の認知が重要。携帯電話を使用しながら運転すると認知に時間がかかり、危険を回避することが困難になる。

研修会の様子