令和6年度「新車・中古車合同委員会」開催

 (一社)日本自動車販売協会連合会山口県支部(大原敏之支部長)は、5月9日(木)、山口市にあるかめ福オンプレイスにて、令和6年度「新車・中古車合同委員会」を開催し、会員販社18社から28名が出席した。

冒頭、自販連山口県支部 藤原裕宜 専務理事から
「コロナ感染症が5類に移行し、コロナ禍による不調が今後回復していくことを祈っている。
 昭和、平成ときて現在、令和は激動の時代である。カーボンニュートラルによる排ガス削減の推進や、サポカーの発展形ともいえる自動運転技術の進展など、1つの転換期を迎えていると感じる。
 山口県内に目を向ければ、少子高齢化による人口減少が確実に顕在化してきている。各ディーラーにおいては、戦後営々と築いてきた販売網や、積み上げてきた安心・安全という信用を武器に、日々未来へと邁進されていることと思う。
 本日は時代の変遷を受けての今を、それぞれの視点からお伝えしたい。この委員会が少しでも各ディーラーの一助になれば幸いである。」
旨の挨拶の後、開会し、今期の新車・中古車両委員長が改選された。

多久和伴昭(スズキ自販山口)新車委員長から
「コロナ感染症も5類に移行し、業界全体が今年こそV字回復を願っているが、様々な点から、コロナ禍前に戻るにはもうしばらく時間がかかると予測する。
 この3年間、長期かつ多量の納車待ちをはじめ、自動車ディーラーにとって大変な日々が続く間、各ディーラーの毎日の努力には大変敬意を表するとともに、早急にコロナ禍前の日常が戻って来ることを願う。
 自動車業界を取り巻く状況は、自動運転普及の試みやカーボンニュートラルを中心に100年に1度と言われる程の大きな変革期を迎えている。
 身近な所では、昨年1月から自動車検査証の電子化がスタートした。大きなトラブルは解消したが、まだ全ての車両に電子車検証が行き渡る途上であることや、書面形式が大きく変化したことによる現場の慣熟不足もあり、安定化するにはいま少し時間が必要だと感じている。
 自販連山口県支部も大きな変化は受け止めながらも、各ディーラーが守り続けてきた顧客サービスの維持発展を引き続き支援していく。最新の情報を共有することで、少しでも各ディーラーのプラスとなるような委員会運営ができればと思っている。」
旨の挨拶があった。

また、金光昭彦(山口日産自動車)中古車委員長から
「昨年より、山口県でもようやく、全国各地の他県と同じような、各ディーラーが連携して開催する大規模中古車商談会の歴史が始まった。
 昨年成功した大規模中古車商談会、第1回『やまぐち!新車ディーラーわいわい中古車フェア』をはじめとして、我々新車ディーラーが、中古車市場の発展・拡大を牽引していくことが大事な命題であると考えている。
 今年も開催される、第2回『やまぐち!新車ディーラーわいわい中古車フェア』について、実行委員会で詳細な議論を進めていく中で、本委員会と実行委員会の密接な橋渡しができれば幸いである。
 我々新車ディーラーは、新車販売ではライバルだが、中古車においては連携できる部分は必ずあると考える。今日から委員長として皆と連携し、知恵を出し合い、未来に向けて、新車ディーラー目線での、山口県中古車市場の活性化を目指したい。」
旨の挨拶があった。

その後、中国運輸局山口運輸支局 水谷清志首席から「登録申請におけるワンストップサービスについて」講話が行われた。
次に自販連山口県支部 黒川光映 課長代理から「自動車公正取引協議会 規約遵守状況調査結果について」報告を行った。
最後に「本年度中古車大商談会の開催と今後の予定」として、自販連山口県支部並びにコンサルタント担当の山口放送株式会社から、本年度のイベント開催の目的と概要について説明を行った後、閉会した。

会議次第

【 自販連 】
・ 新車・中古車各委員会の委員長改選について


自販連山口県支部 専務理事 藤原 裕宜

【 中国運輸局 】
・ 登録申請におけるワンストップサービスについて


山口運輸支局 首席運輸企画専門官 水谷 清志

【 公取協 】
・ 自動車公正取引協議会 規約遵守状況調査結果について


自販連山口県支部 課長代理 黒川 光映

【 自販連 】
・ 中古車市場の現状と第2回中古車大商談会の開催について


自販連山口県支部 専務理事 藤原 裕宜
担当コンサルタント 山口放送株式会社

委員会の様子