2月8日(木)、かめ福オンプレイスで令和6年度「自販連山口県支部 定時総会」を開催し、会員販社20社が出席しました。
小川支部長挨拶
平素から、自販連、査定協会、オートデーラーズの業務につきまして、格別のご支援ご指導を賜り、この場をお借りして、厚くお礼を申しあげます。
今年は元旦から、石川県能登半島を中心に大地震が起こり、230名を超える方が亡くなられ、現在でも約1万人の被災者が避難生活を余儀なくされています。
自動車販売業界においても少なからぬ被害が出たとお聞きしており、被害に遭われた方、影響を受けられた関係者のみなさまに謹んでお見舞い申し上げます。
新車販売の動向について
各メーカーの半導体等の部品調達も回復傾向にあり、11カ月連続して前年超えとなり、国内の新車登録台数は2019年以来4年ぶりに300万台を超え、明るい兆しが見えてきた。
山口県においても、2023年の新車登録台数は前年比119.2%(34,567台)と、コロナ禍が顕在化した令和2年以降では最も高い数値となっており、他の地域に劣らずコロナ禍後の回復を期待できる局面である。
カーボンニュートラルへの対応について
現在2050年にカーボンニュートラルの実現を目指す国の方針の下、自動車販売業界として活動している。
対外的には電動化をはじめとする省燃費車の普及促進、対内的には温室効果ガス排出量把握を出発点とする脱炭素社会への協力が挙げられている。
ユーザーに一番近い自動車販売業界として、カーボンニュートラルの達成に向け、取り組んでいく必要がある。
車体課税の「真の」抜本見直しについて
自家用自動車には、取得、保有、走行の各段階で合計9種類、約9兆円の重税が課されている。また、自動車は山口県民にとって、生活必需品であって、県民の負担はすでに限界を迎えている。
新たなモビリティー社会の実現に向け、100年に一れる変革期には、財源確保の視点だけでなく、バランスのとれた議論が行われ、結果として車体課税の軽減・簡素化を含めた抜本的な見直しが行われるよう、粘り強く要望活動を展開していく必要がある。
車検証の電子化について
自販連山口県支部では、従来から国の重要政策である行政申請のデジタル化に協力してきたが、昨年1月に車検証が電子化されたことに伴い、業務の見直しを行った。
電子化した車検証を発行する時間が、従来より長くなったことやトラブル対策のため、書類の翌日配送を行ってきた。電子化が浸透していくことに加え、輸送業界の2024年問題もあり、引き続き業務の変化が必要になると考える。みなさまの了解のもと、最善の道を歩んでいきたい。
信頼される地域社会の一員として
コロナ禍からのV字回復への起爆剤の意味も込めて、昨年11月に開催した「やまぐち!新車ディーラーわいわい中古車フェア」は、多数の会員ディーラーにご参加いただき、530台以上の展示台数、1万1千人以上の来客というかつてない規模となり、成功を収めることができた。
これも、会員ディーラー間の連携があってこその結果であり、みなさまのご尽力に感謝申し上げる。
今年もさらにバージョンアップして、地域のお客様に安心、安全をお届けするとともに、中古車市場での販路拡大を図っていく。
また、交通安全教育、サポカー普及等、諸課題に対応した各種イベント、委員会、セミナーを継続して開催する。
≪審議事項・報告事項≫
審議事項として「令和5年度事業報告、収支決算報告」、「令和6年度事業計画案」、「役員改選」等の審議がなされ、全会一致で承認を得ました。
令和5年度の自販連取扱い台数を、新車34,567台(前年実績比119.2%)、中古車31,263台(前年比109.4%)と発表。
令和6年度事業計画では、無事故無違反コンテストや安全運転サポート車普及啓発イベントの開催といった交通安全普及啓発活動等に加え、昨年初めて開催した「やまぐち!新車ディーラーわいわい中古車フェア」の継続開催が承認された。
報告事項として「サポカー普及啓発功労販社への感謝状授与」、「第6回 自販連山口 無事故・無違反コンテストの結果報告並びに表彰」、「年間行事予定」等について説明しました。
役員改選
任期満了による役員改選に伴い、山口マツダの大原敏之社長が支部長に就任。小川支部長は副支部長に就任しました。
また、新たに副支部長として、ネッツトヨタ山口の佐藤宏彦社長、ホンダ自販山口の田上喜美社長、下関三菱自動車販売の上野洋介社長が就任しました。
≪表彰の部≫
中国運輸局山口運輸支局(坪倉勇支局長)から「サポカー普及啓発功労販社」として、山口日産自動車株式会社への感謝状の授与がなされました。
≪講演の部≫
LOWMEL BULL 代表・プロドラコン選手である三隅直人様を講師としてお招きし、「ゴルフ(ドラコン)競技 世界一になるためにやってきたこと」と題してご講演をいただきました。
ドラコン競技をはじめたきっかけから世界一になるまでの過程で大きく成長した転換点やトレーニングのポイントなどを詳しく解説していただきました。
定時総会の様子
定時総会開催の様子
来賓 山口運輸支局 坪倉勇支局長 挨拶
サポカー普及啓発功労販社(山口日産自動車)
無事故無違反コンテスト特別表彰
講演の様子①
講演の様子②